2017年11月12日の定期メンテナンスの、kintone カスタマイズに関連する更新情報、およびkintone API, Garoon APIの更新に関する情報をお知らせします。
お知らせの内容に追加、変更等ありましたら、こちらのコメントにて変更箇所を追記します。
また、APIドキュメントには仕様を順次公開していきます。
kintone カスタマイズに関連する更新情報
仕様変更
- ヘッダーのHTMLのDOM構造の変更
- 対象箇所:
対象箇所は以下に表示されたヘッダーです。 - 修正内容:
アクセシビリティの向上目的でヘッダーのキーボード操作順序を変更しました。それにともない、HTMLのDOM構造が変更されています。
JavaScript / CSSによるkintone全体またはアプリへのカスタマイズで、ヘッダーにボタンを追加していたり、
デザインを変更していたりする場合に、このアップデートによってプログラムが動作しなくなる可能性があります。
- 対象箇所:
kintone REST API
追加される機能
- 同時接続数の情報確認
- 対象API : すべてのkintone REST API
- 機能内容:
すべてのkintone REST APIのレスポンスヘッダーに、同時接続数上限の上限値と現在の同時接続数の情報が追加されます。
修正される不具合
- レコードの登録および更新APIでフィールドコードに対応する値をnullに指定すると不正なリクエストエラーになる
- 対象API:
- 修正内容:
リクエストボディのJSONデータのレコードを表すオブジェクトに
"存在するフィールドコード": null という指定をしたとき(テーブル内フィールドに指定した場合も含む)- 修正前: 「不正なリクエストです。」というエラーが表示される
- 修正後: 専用のエラーが表示される
- 複数アプリへのレコード一括処理でrequestsパラメータにnullを指定すると不正なリクエストエラーになる
- 対象API:
- 修正内容:
requestパラメータにnullを指定したとき- 修正前: 「不正なリクエストです。」というエラーが表示される
- 修正後: 専用のエラーが表示される
- 一覧の設定の変更APIで、一覧の設定の取得APIで取得したfilterCondパラメータの値を指定するとエラーになる場合がある
- 対象API:
- 修正内容:
一覧の絞り込み条件に「関連レコードのフィールドコード.ステータスのフィールドコード」を指定し、
in演算子で複数の値を指定した場合
例: 関連レコード一覧.ステータス in (\"未処理\", \"処理中\", \"完了\")
- 修正前:エラーが発生する
- 修正後:エラーが発生せず、実行できる
- レコードのステータスの更新APIでステータスを変更できない場合がある
- 対象API:
- 修正内容:
アプリのプロセス管理の設定の変更APIを利用してアクション名を変更した後「アプリの更新」をし、
上記手順を同じアクション名で再度繰り返した後、レコードのステータスの更新APIでそのアクションを指定してレコード更新を行った場合- 修正前:エラーが発生する
- 修正後:エラーが発生せず、実行できる
仕様変更
- kintoneの全文検索サーバー障害時にAPIを使用した場合500のエラーを発生させる
- 対象API:
- 修正内容:
kintoneの全文検索サーバーが障害等で接続不能な状況下で、レコードの一括取得APIをqueryパラメータにlike演算子を含めて実行した場合
- 変更前:エラーが発生しない
- 変更後:ステータスコード500のエラーが発生する
- kintoneの添付ファイルを制御するサーバー障害時にAPIを使用した場合ステータスコード500のエラーを発生させる
- 対象API:
- ファイルアップロード
- filekeyを取得するAPI
- 修正内容:
kintoneの添付ファイルを制御するサーバーが障害等で接続不能な状況下で、ファイルアップロードAPIを実行した場合、
またはファイルアップロードAPIでアップロードしたファイルのkeyを指定するAPIを実行した場合- 変更前: 実行したAPIによって挙動が異なり、仕様がない
- 変更後: ステータスコード500のエラーが発生する
- 対象API:
kintone JavaScript API
追加される機能
- 【スマートフォン用】ユーザー選択フィールドのJavaScript API対応
- 対象フィールド:
- ユーザー選択フィールド
- 組織選択フィールド
- グループ選択フィールド
- 修正内容:
スマートフォン用のアプリのカスタマイズで、選択肢を指定していないユーザー/組織/グループ選択フィールドに、JavaScript APIで値を設定した場合 (kintone.mobile.app.record.setで設定した場合、およびイベントのハンドラー内で値を書き換えて event オブジェクトを return した場合)
- 変更前:
- PC画面の選択肢を指定したユーザー/組織/グループ選択と同じ選択型の挙動
- 指定されたcodeに合致するユーザーが選択され、nameは使われない
- 変更後: PC画面の選択肢を指定しないユーザー/組織/グループ選択と同じ検索型の挙動
- nameが指定された場合はnameの値が画面に表示され、nameが指定されていない場合はcodeの値が画面に表示される
- 変更前:
- 対象フィールド:
Garoon JavaScript API
追加される機能
- APIの新規追加 ※APIの名称は仮であり、変更される可能性があります。
- 対象API:
- スケジュール
- 予定の登録画面が表示されたときのイベント
- 予定の変更画面が表示されたときのイベント
- 予定の詳細画面が表示されたときのイベント
- 月画面が表示されたときのイベント
- 週画面が表示されたときのイベント
-
日画面が表示されたときのイベント
-
グループ日画面が表示されたときのイベント
-
スケジュール詳細画面上部の空白部分の要素を取得するJavaScript API
- ログインユーザーのスケジュールの予定枠最上部の空白要素を取得する(グループ日、日、週、月)※10月30日追記
-
予定の情報を取得するJavaScript API(get関数のみ)
- ワークフロー
-
ワークフローの承認実行後イベント
-
- 連携
-
kintone連携用トークンを取得するJavaScript API
-
- スケジュール
Garoon SOAP API
該当する更新はありません。
<2017年10月30日追記>
Garoon JavaScript APIについて、以下のAPIも追加になります。
スケジュール
※グループ週は既存のため、年以外の表示に対応