(著者:サイボウズ 北川 恭平)
kintoneの仕様では現在、特定のフィールドで未入力の時に、レコード詳細画面・レコード追加画面での戻り値がnullであったり、undefinedであったりします。
<例>
・レコード詳細画面にて未入力の「文字列1行」フィールドの要素
・レコード追加画面にて未入力の「文字列1行」フィールドのvalueプロパティ
そんな時に、レコード詳細画面と編集画面で似たような処理をしたい時に 役立つ判定文を紹介します。
「文字列1行」フィールドがnullもしくはundefinedじゃない時になにか処理をしたい場合
っあれ?思ったより簡単ですね!
ifでの評価結果は、nullでもundefinedでも空文字でも"false"になるのでこんなに簡単に書けちゃいます。
※数値の0や空文字''もfalseと評価されます。一方、空の配列[]や、空のオブジェクト{}はtrueと評価されるので注意しましょう。
値 | 評価 |
---|---|
null | false |
undefined | false |
0(数値) | false |
-0(数値) | false |
''(空文字) | false |
false | false |
[] | true |
{} | true |
-1(0, -0以外の数値) | true |
'0'(文字列) | true |
true | true |
これで画面による返り値の違いも気にせずプログラムが書けますね!
このTipsは、2022年12月版 kintoneで確認したものになります。
数値項目の場合、入力値:0でもfalseになるようですので注意が必要です。 ハマりましたby JS初心者