(著者:アールスリーインスティテュート 金春利幸)
kintoneでアプリを作っていると、レコード内にテーブルを作ることがよくあると思います。 そういったときに、テーブルの各行に連番をつけたくなりませんか? これをやるには簡単なJavaScriptで処理してやる必要があります。
サンプルアプリの構造
テーブルに「数値」フィールドを設置します。
数値フィールドのフィールドコードを「no」とし、テーブルのフィルドコードは「receipts」とします。
イベントの登録と値の更新
作成と編集の時の「保存前」のタイミングでイベントを取得します。
そして、そのイベントの中で行数を取得します。
得られた行数でループして連番を付与していきます。
コード全体は以下のようになります。
簡単ですね。保存前の処理は何かとよく使うので、このイベントの取得とレコードの内容へのアクセス方法をマスターしておくと応用が効きますね。
動作確認
それでは、サンプルコードをアプリに適用して動作を確認してみます。
新規レコードを追加する際に、試しにテーブルの行を6行にして追加してみます。(データは空)
「保存」ボタンを押すとJavaSciriptを実行し、行に連番をつけます。
無事に連番が振れましたね。今回は、レコード追加時のイベント処理しかキャプチャは載せていませんが、レコード編集完了時にもJavaScriptの処理は実行されるので、都度連番を振り直すことができます。ぜひお試しください。
このTipsは、2022年10月版で確認したものになります。
デモ環境
https://dev-demo.cybozu.com/k/77/
※デモ環境についての説明はこちら
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