2016年11月13日の定期メンテナンスの、kintone API, Garoon APIの更新に関する情報を事前にお知らせします。
お知らせの内容に追加、変更等ありましたら、こちらのコメントにて変更箇所を追記します。
また、APIドキュメントには仕様を順次公開していきます。
本アップデートは2016年11月13日に予定しておりましたが、お知らせの通り、12月に延期となりました。
kintone REST API
追加される機能
- アプリのプロセス管理の設定の取得
アプリIDを指定してアプリのプロセス管理の設定を一括取得できます。 - アプリのプロセス管理の設定の変更
アプリIDを指定して開発中アプリのプロセス管理の設定を一括更新できます。
修正される不具合
- スペース機能がOFFのときにスペース内アプリとしてアプリの作成APIを実行してもエラーとならない不具合
修正前: 作成される
修正後: 「スペース機能を無効にしています。」エラー
修正されるメッセージ
- アプリの作成API実行時、"space"か"thread"を空にしたとき
修正前: 「不正なリクエストです。」
修正後: "space"が空の場合「スペースでアプリを作成する場合、spaceパラメーターは必須です。」"thread"が空の場合「スペースでアプリを作成する場合、threadパラメーターは必須です。」
- レコードの登録/レコードの更新API実行時、テーブル内のフィールドで重複したidを指定したとき
修正前: 「不正なリクエストです。」
修正後: 「テーブル(code: テーブルコード)のIDが重複しています。」
kintone JavaScript API
追加される機能
- 【スマートフォン用】レコード追加/編集画面のフィールド値変更時イベント (1)追加 (2)編集
- PC用と同様に、レコードのフィールドの値の書き換え時、テーブル行の追加/削除に実行されるプログラムを記述できます。
- 【スマートフォン用】テーブルの行の追加/削除
- 一部のスマートフォン用イベントでテーブルの行の追加/削除ができなかった制限がなくなり、PC用と同様に可能になります。
修正される不具合
- アクセス権のないフィールドのプロパティが取得できる
イベントのAPIまたは情報取得のAPIを利用してevent.recordを取得したとき、アクセス権のないフィールドのプロパティも取得結果に含まれてしまう(ただし、valueは空文字で値は見えない状態)不具合が修正されます。
- 【スマートフォン用】数値フィールドを編集不可にできない
レコード追加/編集画面で、次の関数で数値フィールドのdisabledプロパティを"true"に指定したにもかかわらず編集できてしまう不具合が修正されます。 - kintone.mobile.app.record.set() メソッド
- 次のイベントの戻り値
- mobile.app.record.create.showイベント
- mobile.app.record.edit.showイベント
- 【スマートフォン用】日時フィールドへ値を代入すると意図せずJSTからUTCへの変換が行われる
レコード追加/編集画面で、日時フィールドの値に"2016-06-30 17:08"などを指定してkintone.mobile.app.record.set(record)を実行したとき
修正前の例: 2016-06-30 8:08 //意図せず-9時間される
修正後の例: 2016-06-30 17:08 //指定した時間のまま
- 【スマートフォン用】時刻フィールドに空欄やnullをセットできない
レコード追加/編集画面で、
時刻フィールドの値にnullまたは空文字列を指定してkintone.mobile.app.record.set(record) を実行したとき
修正前: "00:00" がセットされる
修正後: "(空欄)" がセットされる //PC用でkintone.app.record.set(record) を実行したときと同じ挙動
- 【スマートフォン用】一部の画面/イベントでフィールドの取得ができない
フィールドに対する編集権限がなく閲覧権限のみの場合で、次のケースでkintone.mobile.app.record.get()を実行したとき - レコード詳細画面以外で実行
- レコード詳細画面で、次のイベントを設定して実行
- mobile.app.record.create.show
- mobile.app.record.edit.show
修正前:レコードオブジェクトの編集不可のフィールドの値が"undefined"となる
修正後:レコードオブジェクトの編集不可のフィールドの値を取得できる
仕様変更
- 【スマートフォン用】レコード追加/編集/再利用画面で「保存」ボタンを押した後の挙動を整理
従来のスマートフォン用のAPIではレコード追加/編集/再利用画面で「保存」ボタンを押した後に2回のイベントが発火する挙動となっていました。
このたび3つのどの画面でも1回のイベント(mobile.app.record.detail.show)が発火する挙動に統一しました。
Garoon API
追加される機能
- APIバージョンに1.8.0を追加。
- 掲示板の差出人の直接入力機能に対応して、NotificationTypeのデータ型の@manually_enter_senderのパラメータを追加。
- 掲示板の差出人の直接入力機能に対応して、TopicTypeのデータ型の@sender_idのパラメータの取りうる値を追加。
- -1: 通知作成時点で通知作成者が削除されていた場合
- -2: 掲示板で差出人が直接入力されている場合
- 予定の公開先に組織とロールを指定できる機能に対応して、ObserverTypeのデータ型を追加。
- 予定の公開先に組織とロールを指定できる機能に対応して、EventTypeのobservers/observerのパラメータのデータ型をObserverTypeに変更。
- Myグループへの施設の登録機能に対応して、BaseMyGroupTypeのデータ型にbelong_facilityのパラメータを追加。
こちら11月の定期メンテナンス予定の日付表記に誤りがありましたので訂正いたします。
訂正前:11月12日
訂正後:11月13日
誤りがありましたことをお詫びいたします。
なお本アップデートは12月に延期となっております。
次の内容を変更いたしました。
「(※2016年12月版から利用可能)」と付記された箇所については、12月11日に公開予定となっておりますので、ご注意ください。
次の内容を訂正いたしました。
追加される機能
のイベント名
誤り 「mobile.app.event.record.detail.show」
正しくは「mobile.app.record.detail.show」です。
次の内容を変更いたしました。
以下の点については「追加される機能」として発表しておりましたが、正確には仕様変更に相当するため、「仕様変更」のカテゴリを追加しそちらに分類いたしました。
【スマートフォン用】レコード追加/編集/再利用画面で「保存」ボタンを押した後の挙動を整理
公開後の告知となり、申し訳ございませんでした。