はじめに
今回のTipsでは、レコード追加画面の保存成功後イベントを利用することで、自動採番機能をシンプルに実装します。
完成イメージ
レコード追加画面の保存成功後、「交通[作成日時]-[レコード番号]」というフォーマット で採番されていることが確認できます。
(確認のために本Tipsではalertを出しています。)
レコード追加画面の保存成功後
レコード詳細画面
アプリの準備
今回は自動採番機能を試すために、アプリストアから「交通費申請」アプリを追加し、下記のフィールドを追加しました。
フィールド名 | フィールドコード | フィールドタイプ |
申請No | submit_No | 文字列(1行) |
PC用のJavaScriptファイル
詳細設定から「JavaScript / CSSによるカスタマイズ」を開き、Cybozu CDN から次のライブラリを指定してください。
- Luxon
https://js.cybozu.com/luxon/2.0.2/luxon.min.js (version 2.0.2 を利用)
ソースコード
以下のソースコードを記述します。
ソースコードの解説
前半部分では採番対象のフィールドに非活性処理を行っています。
後半部分ではレコード追加画面の保存成功後イベント時に「作成日時」と「レコード番号」を結合し、レコードの更新APIによって申請Noフィールドを結合した値で更新します。
※レコードの更新処理に kintone.Promise を利用しています。詳細はこちら
関連Tips
- 自動採番して、レコード登録する
- 年次ごとの自動採番を行うワザ
- 顧客ごとの自動採番
- kintone API で Promise を使ってみよう!
- Luxon を使って kintone の日付や日時フィールドのフォーマットをカスタマイズする
最後に
今回はレコード追加画面の保存成功後イベントを使って自動採番をシンプルに実装する方法を紹介させていただきました。
関連Tipsと合わせて実装方法がどのように変わったのか、一度見比べてみてください。
このTipsは、2022年7月版で確認したものになります。
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