はじめに
kintoneで初めて開発される方からよく質問いただく点について、別サイトへのリンクを含めてまとめました。
開発前の参考にしてください。
リンクの凡例
一覧
- 開発環境について
- 利用者側でのデータバックアップ
- kintone REST API のリクエスト可否
- データベースへの直接接続は不可
- API リクエストの上限値
- 障害の検知
- API の仕様変更の方針
- コーディングガイドライン
- 当サイト以外のkintoneに関する公式情報
1. 開発環境について
kintoneには開発環境(開発専用の環境)という機能が存在しません。
そのため、開発と運用のための環境構成としては以下のような構成が選択肢として挙げられます。
- あるサブドメイン(※)を開発環境として使い、別のサブドメインを運用環境として使う
※当サイトのメンバー登録をしていただくことで、開発者ライセンスをご利用いただけます。
この開発者ライセンスをパターン1の開発環境として利用いただくケースが一般的です。 - 同一サブドメイン内でアプリAを開発環境として使い、アプリBを運用環境として使う
- サブドメイン1内のアプリAを運用環境として使いながら随時開発も行う
なお、アプリのデプロイにはアールスリーインスティテュート社の gusuku などを使うことで、
アプリの配布作業やバージョン管理を安全に実現できます。
2. 利用者側でのデータバックアップ
『4重のバックアップでデータを大切に保管してくれてるのは分かったんだけど、
ユーザーの誤操作でデータ消した時に私たちはどうすればいいの?』
こういった場合のための対処法は下記の kintone ヘルプに掲載しています。
3. kintone REST API のリクエスト可否
kintoneと外部(WEB,サーバー)との REST API のリクエスト可否は次のパターンにより異なります。
リクエストのパターン | 可否 | 備考 |
---|---|---|
① サーバから kintone | ○ | ー |
② Webサイト(ブラウザ)から kintone | X | クロスドメイン制約のため、利用できません。 |
③ kintone から外部サービス | ○ ※条件あり |
※連携先のサービスで API が公開されている場合は、 kintone.proxy を利用してリクエストできます。 |
4. データベースへの直接接続は不可
kintone のデータ操作には基本的に kintone REST API を使用します。
kintone の画面上であれば kintone JavaScript API を利用して一部データの値を取得することも可能です。
上記の2パターンがデータ操作の方法となり、一般的なデータベースのようなデータベースへの直接接続はできません。
そのため、操作対象のデータが多かったり、API を使って実現する処理が複雑な場合には、
API リクエストの都度発生するオーバーヘッドを考慮する必要があります。
なお、kintone (cybozu.com) のユーザーデータへのアクセスには、別途 User API を使用します。
5. API リクエストの上限値
注意していただくべき点が2つあります。
- kintone REST API へのリクエスト数には上限値があります。
詳細については下記の kintone ヘルプでご確認ください。
- kintone REST API への同時アクセス数はサブドメインごとに 100 が上限値です。
上限を超えるアクセスがあった場合、利用を制限させていただく場合があります。
6. 障害の検知
下記の kintone ヘルプではユーザーが目視確認できるメンテナンス情報や
障害情報の掲載箇所について案内しています。ご確認ください。
7. API の仕様変更の方針
以下のページで案内しています。
8. コーディングガイドライン
以下のページで案内しています。
9. 当サイト以外のkintoneに関する公式情報
以下のサイトがあります。
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