2019年8月11日の定期メンテナンスの、cybozu.com 共通、kintone API、Garoon API および User API の更新に関する情報をお知らせします。
お知らせの内容に追加、変更等ありましたら、こちらのコメントにて変更箇所を追記します。
また、APIドキュメントには仕様を順次公開していきます。
cybozu.com 共通
仕様変更
- OAuth クライアントの認可要求時の Garoon のスコープに「ワークフロー申請データの取得」を追加
- 対象機能
OAuthクライアントの使用(β) - 内容:
OAuth の認可要求時のスコープ設定で、以下の Garoon に対するアクセス権限を付与できるようになります。- g:workflow:read ワークフロー申請データの取得
- 対象機能
kintone JavaScript API
仕様変更
- kintone 全体およびアプリのカスタマイズで適用する JavaScript/CSS ファイルのファイルサイズ上限値が増加
- 対象画面および API
- kintone システム管理の「JavaScript / CSSによるカスタマイズ」画面で、JavaScript/CSSファイルを指定するとき
参考:JavaScriptやCSSでkintone全体をカスタマイズする - アプリの「JavaScriptやCSSでアプリをカスタマイズ」画面で、JavaScript/CSSファイルを指定するとき
参考:JavaScriptやCSSでアプリをカスタマイズする - JavaScript / CSSカスタマイズ設定の変更 API を利用するとき
- kintone システム管理の「JavaScript / CSSによるカスタマイズ」画面で、JavaScript/CSSファイルを指定するとき
- 内容:
kintone 全体およびアプリのカスタマイズで適用できる JavaScript/CSS ファイルのファイルサイズの上限値が 20MB になります。- 変更前:
- JavaScript ファイル(PC用およびスマートフォン用):5MB
- CSS ファイル(PC用およびスマートフォン用):512KB
- 変更後:
- JavaScript ファイル(PC用およびスマートフォン用):20MB
- CSS ファイル(PC用およびスマートフォン用):20MB
- 変更前:
- 対象画面および API
不具合修正
- スマートフォン版のレコード追加画面またはレコード編集画面で、2階層以上あるカテゴリーを選択できない現象を解消
- 対象 API
- レコード追加画面が表示された時のイベント mobile.app.record.create.show
- レコード追加画面のフィールド値変更時イベント mobile.app.record.create.change.<フィールドコード>
- レコード編集画面が表示された時のイベント mobile.app.record.edit.show
- レコード編集画面のフィールド値変更時イベント mobile.app.record.edit.change.<フィールドコード>
- レコードに値をセットする kintone.mobile.app.record.set()
- 内容:
スマートフォン版のレコード追加画面またはレコード編集画面で、2階層以上あるカテゴリーの値を指定したとき
- 修正前:カテゴリーが選択されない
- 修正後:カテゴリーが選択される
- 対象 API
- スマートフォン版のレコード追加画面またはレコード編集画面で、同じ値のカテゴリーが複数存在している状態でその同値のカテゴリーを指定した場合、同値のカテゴリーがすべて選択される現象を解消
- 対象 API
- レコード追加画面が表示された時のイベント mobile.app.record.create.show
- レコード追加画面のフィールド値変更時イベント mobile.app.record.create.change.<フィールドコード>
- レコード編集画面が表示された時のイベント mobile.app.record.edit.show
- レコード編集画面のフィールド値変更時イベント mobile.app.record.edit.change.<フィールドコード>
- レコードに値をセットする kintone.mobile.app.record.set()
- 内容:
スマートフォン版のレコード追加画面またはレコード編集画面で、同じ値のカテゴリーが複数存在している状態でその同値のカテゴリーを指定したとき
- 修正前:同値のカテゴリーがすべて選択される
- 修正後:同値のカテゴリーのうち、最も下に存在するカテゴリーが選択される(PC版と同じ挙動)
- 対象 API
エラーメッセージの変更
- 「スペースの本文の更新」API または「スペースのスレッドの更新」APIで、リクエストパラメータ「body」に一時保管領域※ から削除されたファイルの fileKey を含んでいる場合のエラーメッセージを変更
- 対象 API
- スペースの本文の更新 PUT /k/v1/space/body.json
- スペースのスレッドの更新 PUT /k/v1/space/thread.json
- 内容:
「スペースの本文の更新」API または「スペースのスレッドの更新」API のリクエストパラメータ「body」に、一時保管領域※ から削除されたファイルの fileKey が含まれた場合のエラーメッセージが変更されます。
- 変更前:不正なリクエストです。
- 変更後:添付ファイルが見つかりません。削除されている可能性があります。
- 変更前:不正なリクエストです。
一時保管領域に保存されたファイルは、レコード登録/更新 API によるレコード添付やスペース添付など紐付けが行われない場合、3日間で一時保管領域から削除されます。 - 対象 API
Garoon REST API
新規追加
- API の新規追加
ワークフローの申請データを取得する API が追加されます。- ワークフロー:申請データの取得
GET /workflow/admin/requests- 全申請データを取得する API です。
- ワークフローに対する管理者権限を持つユーザーのみ実行できます。
- ワークフロー:申請データに添付されたファイルの取得
GET workflow/admin/files/{fileid}- 申請データに添付されたファイルを取得する API です。
- ワークフローに対する管理者権限を持つユーザーのみ実行できます。
- ワークフロー:申請データの取得
Garoon SOAP API
仕様変更
- クラウド版レスポンスヘッダーの apiVersion(API バージョン)の発番方針を変更
- 対象API
- 内容:
クラウド版 SOAP API レスポンスヘッダーの apiVersion(API バージョン)の発番方針が変更されます。
- 変更前:API 用に発番されるバージョン番号
- 変更後:プロダクトの内部バージョン番号と同じ(レスポンスヘッダーの version と同じ値になります)
User API
不具合修正
- 「組織の登録」API および「組織の更新」APIで、リクエストボディ「organizations」プロパティに code を含めずに実行した場合の HTTP ステータスコードとエラーメッセージを修正
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