(2020/1/24 追記)2月定期メンテナンスで予定しておりました Garoon API 更新は、延期して3月定期メンテナンスで行うことを計画しております。
2020年2月の kintone API 更新は予定通り2月9日(日)に実施いたします。
2020年2月9日の定期メンテナンスの、kintone API および Garoon API の更新に関する情報をお知らせします。
お知らせの内容に追加、変更等ありましたら、こちらのコメントにて変更箇所を追記します。
また、APIドキュメントには仕様を順次公開していきます。
kintone REST API
仕様変更
- API トークン認証で、一部のアプリ管理系 API を実行できる
- 対象 API
- アプリの設定の運用環境への反映状況確認 /k/v1/preview/app/deploy.json
- アプリの設定の運用環境への反映 /k/v1/preview/app/deploy.json
- フォームのレイアウトを取得する /k/v1/app/form/layout.json、/k/v1/preview/app/form/layout.json
- フォームのレイアウトを変更する /k/v1/preview/app/form/layout.json
- フィールドの一覧を取得する /k/v1/app/form/fields.json、/k/v1/preview/app/form/fields.json
- フィールドを追加する /k/v1/preview/app/form/fields.json
- フィールドの設定を変更する /k/v1/preview/app/form/fields.json
- フィールドを削除する /k/v1/preview/app/form/fields.json
- アプリの設定の運用環境への反映状況確認 /k/v1/preview/app/deploy.json
- 内容:
API トークン認証で対象 API を実行したとき、
- 変更前:エラーが発生する
- 変更後:エラーが発生せず、操作を完了できる
- 対象 API
2020年2月版から、フォームのテーブル(表)に名前を設定できるようになります。それに伴い、以下の API の仕様が変更されます。
- フォームレイアウトを操作するAPI やフィールドを操作する API で、テーブル名の取得・追加・変更ができる
- 対象 API
- フィールドの一覧を取得する /k/v1/app/form/fields.json、/k/v1/preview/app/form/fields.json
- フィールドを追加する /k/v1/preview/app/form/fields.json
- フィールドの設定を変更する /k/v1/preview/app/form/fields.json
- フォーム設計情報取得 /k/v1/form.json
- 開発中アプリのフォーム設計情報取得 /k/v1/preview/form.json
- フィールドの一覧を取得する /k/v1/app/form/fields.json、/k/v1/preview/app/form/fields.json
- 内容:
対象 API で、テーブル名の取得・追加・変更ができます。
具体的には、API のリクエストまたはレスポンスにおける、テーブルを示すオブジェクトのプロパティに、「label」「noLabel」が追加されます。
例:フィールドの一覧を取得する API のレスポンス
...,
"Table": {
"type": "SUBTABLE",
"code": "Table",
"noLabel": false, // 追加されるプロパティ
"label": "テーブル名", // 追加されるプロパティ
"fields": { ... }
}
- 対象 API
Garoon JavaScript API
機能追加
- メール送信前イベントを追加
- 対象API
- メール送信確認前イベント mail.mail.send.submit
- 内容:
- メールの作成・再送信・返信画面で [送信する]ボタンをクリックしたときに発生するイベントです。
- モバイル画面および KUNAI では利用できません。
- event で取得できるメールオブジェクトでは、標題・本文・To・Bcc・差出人・署名など、画面で設定したプロパティを取得できます。
- 関連 Tips
- 対象API
不具合修正
- ワークフロー申請の作成画面が表示されたときのイベントで return event すると、申請フォームの初期値に設定した「所属する組織」が設定されない現象を解決
- 対象API
- ワークフロー申請の作成画面が表示されたときのイベント workflow.request.create.show
- 修正内容: 次のすべての条件が当てはまる場合でワークフロー申請を作成するとき
- 条件
- ワークフロー申請の作成画面が表示されたときのイベントで return event している
- 申請フォームの項目(項目タイプ:メニュー)で初期値に「所属する組織」を設定している
- 修正前:初期値に設定した「所属する組織」が設定されない
- 修正後:初期値に設定した「所属する組織」が設定される
- 条件
- 対象API
- 予定の登録・変更の保存実行前イベントを利用するカスタマイズを適用している場合で、予定の登録・変更時に一部のタイムゾーンを設定すると予定が登録・変更できない場合がある現象を解消
- 修正内容: 次のすべての条件が当てはまる場合で予定の登録・変更を行うとき
- 条件
- 予定の登録画面の保存実行前イベント または 予定の変更画面の保存実行前イベント を利用するカスタマイズを適用している
- 通常予定または期間予定の登録・変更である
- [ほかのタイムゾーンを適用する]で、時差が「HH:00」以外のタイムゾーンを指定する
- 条件
- 修正前:エラーダイアログが表示され、予定を登録・変更できない
- 修正後:予定を登録・変更できる
- 修正内容: 次のすべての条件が当てはまる場合で予定の登録・変更を行うとき
2020年2月定期メンテナンスにおける、2件の追加の更新情報をお知らせいたします。
■ Garoon JavaScript API の不具合修正