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はじめに
この記事では、Webデータベースの「kintone」を使って、
Unity で球(Sphere)が平面(Plane)と衝突したら、kintone にデータを登録する連携カスタマイズをご紹介します!
完成イメージ
まずは結果からお見せしましょう!
Unity でSphereがPlaneと衝突すると・・・
衝突した時間と物体名が kintone に登録されます。
複数の物体と衝突させて、こんなグラフにすることも kintone なら簡単です!
kintoneの設定
今回の連携でデータベースとして利用したのは、kintoneというサービスです。
複雑なシステム構築がいらず、データベース、ワークフロー、コミュニケーションなどの機能を備えながら、豊富なAPIも用意されているクラウドサービスになります。
kintoneの機能についてもっと知りたい方は「開発プラットフォームとしてのkintone」をご覧ください。
kintone アプリの作成
次のフィールドを含むアプリをkintone で作成してください。
アプリの作成方法は、こちらをご参照ください。
フィールド名 | フィールドタイプ | フィールドコード |
衝突日時 | 作成日時 | 作成日時 |
衝突した物体 | 文字列(1行) | name |
APIトークンの生成
レコード追加権限のあるAPIトークンを生成します。
APIトークンの設定方法が分からない方はこちらのヘルプを参考にしてください。
あ!そうそう、APIトークン設定を保存した後、「アプリを公開」または「アプリを更新」ボタンをお忘れなく!
アプリIDとAPIトークンは Unity の設定で利用するのでメモしましょう。
アプリIDはURLから確認できます。
先ほど作成したアプリを開きます。そのURLが「https://{subdomain}.cybozu.com/k/705/」の場合、「705」がアプリIDになります。
グラフの設定
下記画像のように、グラフを設定してください。
グラフの設定方法の詳細は、こちらをご参照ください。
Unity の設定
Projectの作成
まずは Unity を起動し、Projectを作成しましょう。
こんな画面が立ち上がったらOKです。
レイアウトの設定
画面レイアウトは「Windows」メニューの「Layouts」から選択できます。
お好みのレイアウトを選択しましょう!
Objectの設置
「GameObject」メニューから「Plane」と「Sphere」を追加します。(重なっていますが、中央にSphereもあります)
さぁ次はSphereを上に引っ張り上げて、重力を付与しましょう。
上に引っ張り上げるには、Sphereを選択すると緑、赤、青の矢印が表示されるので、緑の矢印をドラッグします。
重力を付与するには、Sphereを選択した状態で右下の「Add Component」をクリックし、「Rigidbody」を選択します。
重力が付与されたか確認しましょう。
中央上にある再生ボタンをクリック!こんな感じになればOKです!
こんなに簡単に重力が付与出来て良いのでしょうか。良ぃ~んです。
ちなみに、この再生ボタンを押している間の操作は保存されないので、動作が確認できたら再生ボタンを再度クリックしてください。
以降の作業は再生ボタンが無効の状態で進めます。
Scriptの設定
さぁ、いよいよ kintone との連携です。とは言っても簡単なのでご安心を。
ますはScriptファイルを用意しましょう。中央にある「Assets」を右クリックして、「Create -> C# Script」を選択します。
ファイル名はkintoneにしましょう。拡張子は自動付与されます。
先ほど作ったScriptファイルの中身を書き換えます。
スクリプト(C#アイコン)を右クリックして、「Show in Explorer」を選択し、ファイルの場所を開きます。
kintone.csファイルをエディターで開き、内容を以下のコードに書き換えます。
14行目は{subdomain}をご自身のサブドメイン名に変更します。
15,16行目は先ほどメモした、アプリIDとAPIトークンに変更します。
Scriptの内容が編集できたら保存し、そのScriptをSphereにドラッグ&ドロップします。
Sphereを選択した際に、Kintone(script)が表示されればバッチリです。
再生ボタンをクリックして、kintoneにデータが登録されるか確認しましょう!
おわりに
今回は Unity から kintone にデータを登録するプログラムを紹介しましたが、kintone のレコード情報をREST APIで取得することも可能です。
Unity のデータの保存先として、使いやすい Webデータベースをお探しの方、
まずは1年間無料の「開発者ライセンス」で kintone を試してみましょう。
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